2015年09月04日
デジタル簡易無線 交信距離テスト その3

これまで「自分の使い方に見合った条件」で実験を行ってきた。
例えば、キャンプや登山、スキー&スノボなどレジャー用途の場合、手持ちトランシーバー同士の交信が前提。
コレは、過去にやった1W同士の交信テストで
「レジャー使用なら1Wで十分!」
ということをキッチリ確認済みデス!

※その時の記事はコチラ!
あとは、基地局と手持ちトランシーバー、もしくはモービル(クルマ)との交信。
しかし。。
前回のテストでも証明したように、長い社外アンテナを付ければ交信距離は伸びるけど、かさばるので気軽に持ち出すにはちとキツイ。。

右が純正アンテナ、左が長さ43cmの社外アンテナ。
こんなにサイズが違うんですよ~!

コレを普段の連絡用に持ち歩くのは現実的じゃないですね。。

交信テストにしても、ただ単に交信距離が伸びればイイってワケじゃなく、あくまでも「実際の使い方」を前提にしないと意味がありマセン!
そこで今回は、
乱丸ファミリー本部(基地局)と手持ちトランシーバー&純正アンテナでどこまで交信できるかテストしてみました!

トランシーバーをクルマに積んで、東西南北の全方位で交信可能エリアをチェック。
手持ち側が「純正アンテナ」というのが今回のポイントです!

・基地局 →モービルホイップアンテナ(地上高8.5m)
・屋外 → 出力1W+純正アンテナ
まずは、出力1W同士で検証した結果。。
交信距離は、4.5km前後。
ロケーションの悪い東京の街中、しかも1Wでコレだけ飛べば、十分過ぎですね!
基地局から4.5km圏内が交信可能エリアとなると、1Wでもほとんどの使い方に対応できます。
子供たちに持たせれば、駅前のカラオケ屋だろうが、スーパーマーケットだろうが、公園だろうが、いつでも自宅と連絡を取り合うことが可能ですよ~!

・屋外 → 出力5W+純正アンテナ
同様に出力5Wでも交信距離をテスト。
結果は。。
最短6.5km、最長9.2km!
ロングアンテナで同様のテストを行った結果が7~10kmだったので、それにせまる飛距離ですね。
短い純正アンテナでココまでイケるとはオドロキ!

てなわけで、今回のテストは
<基地局~手持ち無線機&純正アンテナ>
●1W → 4.5km前後
●5W → 6.5~9.2km
という結果になりました!

コレならギリギリまで距離を伸ばしたいとき以外は、純正アンテナのままで無線機を気軽に持ち出せますね~!
